[ T R O L L ]
       
  Universal  
  (2001, VOICES OF WONDER) 7.0
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奇才Nagashが率いるバンドTROLLのサードアルバム...

前作[The Last Predator]で見せたサウンドはTHE KOVENANTに続く変化だったので多くのマニアには裏切られたと思っているかもしれない。しかし個人的にはブラックメタルとは違うストレートで攻撃的な’BLACK'N'ROLL’を思いきり楽しめた。特にTwiceの奇怪なボーカルは意外に演奏とよく合ったし、もう一度Nagashの実力に感心した。

この新作でメンバーの変動はないようでサウンドの中心軸は相変わらずNagashとTwiceだ。ここにHellhammerがドラムを担当、色々な效果を担当する2人(Sensei Ursus Major, Amon-D)がアルバム製作に関与したという。

全体的なサウンドは前作の延長線上にある。Twiceの奇怪で歪んだボーカルも1年ぶりに再登場した。面白いのはイントロ、インタミッション、アウットロという奇怪な演奏曲間に3曲ずつ収録して1つの楽劇形式なっていることだ。

ホラー映画のサウンドで使っても良さそうに不愉快な雰囲気のイントロで始まるこのアルバムはノイジーなギターとHellhammerの優れたドラミングが格好良いミドルテンポの曲"Rex Lamictal"、Twiceの歪んだボーカルが正確にリズムで展開される曲の間に挟まれている"Sannhetens Plagiat"、COVENANTの[In Time Before The Light]のような中世の雰囲気が感じられる"President Besters Alimony",案外のグルーブなリズムの曲でエレクトロニクスまで登場させる実験的な"Entering The Fluid Oxygen"などブラックメタル系の異端者らしい変則で風変わりなサウンドである。

       
  The Last Predators  
  (2000, VOICES OF WONDER) 8.5
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            翻訳中・・・

arcturus,   covenant,   dimmu borgir,   mayhem,   the kovenant,   winds

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